2011年に発生した東日本大震災から5年目を迎え、3月13日(日)午前11時から、開教事務所にて東日本大震災物故者五周年追悼法要が執り行われ、参列された皆様と共に、5年前の地震や津波で亡くなられた方々を追悼致しました。

また、3月11日の地震が起こった当日には、シドニー日本クラブのレインボープロジェクト主催で、総領事館、国際交流基金、日本人会、商工会議所等が共催した、復興支援イベントも5年という節目の年ということでマンリーの教会にて盛大に行われました。

その中でのメインの行事として追悼式典が行われ、今年も読経をさせて頂きました。最初にバイオリニストの石川綾子さんの演奏があり、それに続いての読経、そして地震の発生時刻丁度の午後4時46分(日本時間2時46分)には鏧(きん)を鳴らし、一分間の黙祷を参加者全員で捧げ、物故者に想いを馳せたことでした。

黙祷の後は、日本まで救援に行った豪州レスキューチーム、福島県からの高校生、陶芸家からのメッセージ、ジュリア・ギラード元首相からのビデオメッセージ、日本舞踊、書道パフォーマンス、ミニ映画上映等々と続き、最後は太鼓で締め括られました。会場では、震災の写真が展示されていました。その翌日の12日も、日本関連のパフォーマンスが二つの会場を使って行われ、その他、着付けや、陶芸品、民芸品等の販売も行われ、その収益金は復興支援の為に寄付されました。

今から750年の昔に、親鸞聖人は、「世の中安穏なれ」とおっしゃられました。平安の世も、今の時代も様々な事が原因で人は安らぎのない毎日を送り心配が絶えることがありません。しかし、そのような世の中であるからこそ、しっかりとした心の拠り所を頂き、毎日を精一杯生きていくことが大切であるのだと思います。震災、津波、放射能汚染によって苦しんでいる方々の心に寄り添って少しでも彼らの手助けになる事を考えることが出来たらと思うことです。

被災者の皆さんが、災害で経験した悲しみ、苦しみを乗り越えて、自分たちの故郷を必ず復興させるという強い意志を持って、生きていくことの意味を失うことなく、毎日を希望と共に過ごして頂きたいものと願うばかりです。         合 掌

 

秋季彼岸会が勤められました!

秋の彼岸週間の中日となる3月20日、開教事務所に於きまして秋季彼岸会が勤められました。

お彼岸の頃は、昼夜の長さが等しくなる一年で最も過ごしやすい季節です。太陽は丁度、真東から昇り、真西に沈みます。西の方角を見ながら、阿弥陀仏の極楽浄土を想い、そこに還って行かれた、先祖、友人等々を想いを寄せるのです。私たちの父母、祖父母、またその上の祖祖父母、と、数限りないつながりの中で今の自分のいのちがあることを有り難く思い、感謝を捧げるご縁の時でもあります。

また春には、長かった冬のあと、さまざまないのちが活動を再開し、花は咲き、世界は様々ないのちで満ちあふれます。そして秋には、育った作物を収穫できるということで、実りの秋とも言われています。春と秋、どちらも、祖先に感謝し、いのちに感謝できる絶好の季節です。

みなさま一人一人が、今頂いているいのちへの感謝の念を保ち続け、よりよい毎日の生活が送れることを念願するものです。

合 掌

 

オーストラリア最大のボランティア活動 レーンコーブ国立公園にてクリーンアップ・オーストラリア・ディに参加!

 

毎年恒例の、オーストラリア最大のコミュニティボランティア活動の日、クリーンアップ・オーストラリアディの3月6日(日)、お寺のメンバーや、シドニー日本クラブ(JCS)、シドニー日本人会(JSS)の会員が共に集い、清掃活動を行いました。今年も、152人という多くの参加者がレーンコーブ国立公園に集まりました。

当日は、高岡正人在シドニー総領事、JSS(日本人会)会長、JSSレクリエーション担当から挨拶があり、続いてJCS(日本クラブ)会長代理で私から挨拶をさせて頂きました。全体写真を撮った後、三々五々公園内に散らばってゴミ集めが始まりました。

お昼は、日本人会の方で用意して下さった美味しいBBQに舌鼓を打ちながら、参加者同士が交流を行い、大変意義深いボランティア活動の一日となりました。

この日の公式発表によりますと、全国で清掃活動にあたったボランティアの総数は68万2000人、集まったゴミの総量は1万5,600トン、そしてゴミ収集の行われた場所の総計は7,117カ所だったとのことで、昨年度の数値をかなり上回ったとのことでした。

「自分の暮らすところをきれいにしよう!」との発案者、キアナン・イアン氏のとても純粋な気持ちから始まったというこの行事は、今回で26年目を迎え、益々オーストラリアで活動が盛んになっているという印象を受けた清々しい一日でした。

合 掌

 

今月のことば

しんじん信心ひとたび おこりなば

なやみ煩悩をた断たで   すくい涅槃あり

“Once Shinjin arises, Nirvana is to be realised without having to get rid of our blind passions.”

親鸞聖人Shinran Shonin (1173~1263)

真宗教団連合刊

「2016(平成28年)法語カレンダー」より

 

仏教慈済基金会(Tzu Chi Foundation)オーストラリアの新年祈念式典に出席

去る2月21日(日)の午後、開教事務所の西約10kmに位置するサバーブ、イーストウッドにある台湾浄土系仏教団体、仏教慈済基金会のオーストラリア本部にて厳修された新年を祝う祈念式典に今年も招待を頂き出席して参りました。

自然災害が起こると、それが世界のどこであっても救済に駆けつけるこの団体の昨年一年の活動を拝見し、また新たなる一年の平和を全員で念願致しました。 合 掌

 

2017年伝灯奉告法要参拝ツアーに参加しましょう!

2014年6月に新門様がご門主となられた法統継承式を受けて、ご門主のお代替わりを仏祖の御前に奉告する伝灯奉告法要が、今年の10月1日より10期8ヶ月に渡り厳修されることとなっており、オーストラリアからは来年の4月16日に予定されている法要に参拝することが予定されています。これを受けて、3017年4月14日から20日までの旅程でツアーを開催する予定にしています。

今回のツアーでは、法要に参加する他、親鸞聖人のご往生の地、角坊別院、比叡山から下山された親鸞聖人が住まわれた草庵の跡のある岡崎別院、そして西本願寺以外の殆どの浄土真宗の他の本山を巡る計画にしています。また、昨年出来たばかりの北陸新幹線にも乗る予定にしています。(旅程は英語蘭を参照下さい。)

是非一人でも多くの方がこのツアーに参加されますよう念願しています。日本からの参加も大丈夫です。希望者は開教事務所まで速やかにお知らせ下さい。宜しくお願い致します。 合掌

Shigenobu Watanabe / Hongwanji Buddhist Mission of Australia,(Sydney)