新しい年のはじめにあたり、ご挨拶申し上げます。

 

一昨年10月1日より昨年5月31日まで京都の本山本願寺でお勤めしました伝灯奉告法要には、海外開教区を含む世界各地から約15万人の方にご参拝いただきました。宗祖親鸞聖人以来、浄土真宗のみ教えが約800年間にわたって今日の私たちにまで伝わってきていることを尊いご縁だと感じました。そして、多くのご参拝の皆さま、インターネットの中継を見られた方々と共にお念仏できることをありがたく思います。

阿弥陀さまのおはたらきを聞かせていただく時、私たちは、自分の都合や思いにとらわれて、物事をありのままに受け止めることが難しい私の姿に気付かされます。ですから、阿弥陀さまのおはたらきを聞き続けることが大切であります。そのことによって、その大智大悲のお心に促され導かれて、他の人々とともに生きるという生き方に自分自身の生き方も変わってくるのです。

本年も浄土真宗のみ教えを聞き、南無阿弥陀仏とお念仏申す日々をともに過ごさせていただきましょう。

2018年1月1日

浄土真宗本願寺派                         門主 大 谷 光 淳

 

 

新年のご挨拶

『シドニー本願寺報』読者の皆さまにおかれましては無事に新しい年をお迎えになられたこととお察し申し上げます。

旧年中は、皆様に大変お世話になりました。7月には2015年以来の開教事務所移転となりましたが、多くのご縁ある皆様のお陰で無事に引っ越し作業を終えることができましたこと、今一度深くお礼申し上げます。

本年も是非、引き続きオーストラリア開教事務所のご支援の程、どうか宜しくお願い申し上げます。

 

2017年中は、これまで同様多くのご縁を頂いた有り難い充実した一年となりました。新年を迎えた時は訪日中で、京都国際センターの皆様、日本の開教事務所サポーターの皆様にご挨拶することができました。

2月12日には涅槃会を勤めました。

3月5日には、恒例となったオーストラリア最大のボランティア・イベント、クリーンアップオーストラリアに参加。同11日には、チャッツウッドで催された東日本大震災6周年追悼式典にて読経を行いました。同19日には秋季彼岸法要が勤められました。

4月2日には、マーク師を招き花祭り法要が賑やかに営まれました。同月16日には、子供たち二人(鈴と頌)と共に京都本山にて厳修された伝灯奉告法要に出席させて頂き、今後ご門主が、念仏のみ教えを国の内外に益々弘めて行きたいという決意を聞かせて頂きましたこと、そしてまた、本山の尾井貴童総合企画室長と小一時間、会議の時間を頂きオーストラリアの開教事情を知って頂いたことは、本当に有り難いご縁でした。

5月15日には降誕会&年次総会が滞りなく執り行なわれました。またこの月はお釈迦様の誕生・成道・入滅を祝うウェサク月ということで、様々な寺に招かれて、ウェサク法要に参列し読経を行って参りました。

5月29日には、今年も聖メアリー大聖堂フィッシャー大司教の招きでイフター晩餐館に出席、6月12日にはトルコからやってきたイスラム家庭に招かれ、家庭版イフターディナーを経験しました。

7月になって突然大家より明け渡しを通告され、引っ越し先を探し、幸運にも一週間で次の物件が見つかり急遽引っ越しとなりました。そして片付けも終り移転後初の移転法要がお盆と一緒に8月20日に勤められました。引っ越しでまだ事務所が整っていない期間の7月23日にはRNS病院でボランティア感謝の日の催しに、8月5日は中央チベット行政府首相のロブサン・サンゲ氏の講演会に行って参りました。

9月6日にはベトナム寺でお盆法要に参列9日にはチャッツウッドで3年目となる日本祭のお手伝いをし、17日にはシドニーでの寺院建立を目指して初マラソンに参加。見事完走することができました。そして24日にはカウラ桜祭りで73年目となるカウラブレイクアウト追悼法要を厳修致しました。

10月11日には、マルチンルターの宗教改革500年記念式典に参加。10月15日には裏千家淡交会シドニー協会主催のお茶会に出席させて頂きました。

26日にはタイ国王の本葬に合わせてシドニーでも葬儀が行われ日本を代表して参列し、追悼の読経を行って参りました。

11月12日には報恩講がジョン師を迎え厳修されました。同28日には、スクリプチャーの仏教クラスを教えている東リンドフィールド小学校(LEPS)より感謝を込めて催された朝食の会に招待を受け参加しました。

12月5日には、在シドニー総領事館で催された天皇誕生日祝賀式典に参列させて頂きました。また9日はシティで5万人以上が参加したシドニー最大の日本の祭イベントに参加。17日は今年開教事務所での最後のお参りをした後、お磨きを致しました。そして大晦日には、除夜会を厳修し恙なく昨年の法要を終えました。

勿論、開教事務所での定期的な日曜礼拝も行われており、また、ボランティア活動も引き続き行っております。毎週の活動として、病院のチャプレンとしての巡回、養老院等の施設への訪問を行う他、昨年で10年目となる東リンドフィールド小学校での仏教スクリプチャー先生のボランティアや、日系社会へは、シドニー日本クラブの副会長(会報の編集長)、並びに、日本人会では水泳部の部長兼コーチとしてお手伝いをさせて頂いております。

今年も更に昨年以上に様々な場所でご縁を結ばせて頂きたいものと思っております。開教事務所の運営も困難な局面を脱しきれていませんが、皆様のご支援を頼りに乗り切っていきたいものと思っております。引き続きのご協力を心よりお願い致します。

阿弥陀様の広大無辺な慈悲の心から発せられている信心は、国や人種、言葉の壁を越えて全ての方に至り届いています。その信心をしっかりと頂き、「南無阿弥陀仏」とともに、自分のできることを実践しつつ、この新たなる一年を感謝の気持ちで生きて行きたいと思います。       合 掌

 

オーストラリア開教事務所長

渡部重信

 

 

年末恒例のおみがき(大掃除)を行いました!

昨年の最後の日曜礼拝となった12月17日のお参りの後、年末恒例のお内陣のおみがきを行いました。お参り下さった三井ブラウン綾子さん、そのご友人のアシュボット・ロズリンさん、高橋文恵さん、堀出美代子さんと我が家のみんなで一緒に毎週の礼拝の場を綺麗に致しました。ご協力下さいました皆様、有り難うございました。       合掌

 

今月のことば

帰命ともうすは 如来の勅命に したがうこころなり

尊号真像銘文

親鸞聖人(一一七三~一二六三)

“Taking refuge” is to follow the command of the Tathagata

《Songo shinzo meimon / Notes on the inscriptions on sacred scrolls》by Shinran Shonin (1173-1263)  (『2018 法語カレンダー』“2018 Calendar with Dharma Words” from books written by Shinran Shonin / 真宗教団連合刊)

 

除夜会&修正会を厳修

大晦日の午後五時より、開教事務所にて昨年最後の除夜会のお勤めを行い2017年を締め括りました。そして年が明けた翌日の1月1日、気持ちも新たに修正会をお勤めし、今年一年の計を阿弥陀様の前で報告致しました。

慈済基金の25周年式典&年末の集いに参列

 

12月3日に、慈済基金にて開催された25周年式典、そして一年の総まとめをする年末の集いに招待を受けて参列して参りました。合掌

 

平成30(2018)年

年回表

回忌            御往生年                        西暦

1周忌       平成29年                                   2017年

3回忌       平成28年                                      2016年

7回忌       平成24年                                      2012年

13回忌       平成18年                                      2006年

17回忌       平成14年                                      2002年

  • 23回忌 平成 8年 1996年
  • 25回忌 平成 6年 1994年
  • 27回忌 平成 4年 1992年

33回忌       昭和61年                                      1986年

50回忌       昭和44年                                      1969年

100回忌      大正 8年                                        1919年

  • 23回忌と、27回忌をお勤めした場合、25回忌を省く場合があります。また逆に25回忌をお勤めし、23回忌と27回忌を略することもあります。法要を予定されていらっしゃる方は、開教事務所までご連絡下さるようお願いいたします。